2025-09-04
学生(匠会)
今年度の建築見学会は大阪・関西万博にて実施いたしました!例年はバスで中国地方の建築を訪れていますが、今回は5年に一度の万博が日本で開催される貴重な機会を活かし、建築をはじめ幅広い知見を得るため大阪を訪れました!
今回は建築見学会として大阪・関西万博の大屋根リング、パビリオンを見学しました。匠会の企画として、また発展トラック学生の要望としても「万博を見学したい」という声が多く寄せられたことから今回の実施に至りました。万博ということで通常と異なる形式となりましたが、一定の募集期間を設けて有志により参加者を募り、来場にかかる費用の一部助成という形式をとりました。現地では建築や空間構成に関する学びだけでなく、各国が発信する最新技術や流行、そして伝統文化に触れることができ、大変有意義な体験となりました。
当日の概要
■当日のスケジュール
10:50 会場東ゲート前集合
11:00~ 入場
12:00~ 集合写真撮影
12:30~ 大屋根リング、パビリオン見学
17:00頃 各自解散
■参加人数
【発展トラック】9名
【一般トラック】14名
1年生:3名
2年生:4名
3年生:4名
4年生:11名
大学院生:1名
【教員】4名
計27名
大屋根リングの見学
パビリオンの時間などスケジュールが参加者それぞれで異なったため、いくつかのグループに分かれて見学しました。藤本壮介氏が携わった「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインの理念を表した建築で大阪・関西万博のシンボルとなっています。神社仏閣に使用されていた伝統的な貫接合と現代の工法を目の当たりにし、その融合を体験することが出来ました。大屋根リングは「最大の木造建築」としてギネス世界記録に登録されており、実際に近づくとその規模と迫力に圧倒されました。
パビリオンやイベントの見学
パビリオンは予約が必須なものや当日並んで入場できるものがあり、万博という大規模イベントならではの難しさを感じました。7日前予約や当日予約もなかなか当選せず苦労しましたがそれぞれが工夫してパビリオンやイベントを楽しみました。安藤忠雄氏がシニアアドバイザーとして関わっていることもあり、技術の祭典であると同時に建築の祭典でもあると強く感じられました。
シグネチャーパビリオンをはじめ、国内外のパビリオンが一堂に会し、異なる世界観を体験できました。パビリオンの内観だけでなく外観からも多く学ぶことができ、感性や構造に対する知識を深める貴重な機会となりました。
参加した学生の感想
見学会に参加した学生からは「世界の最新技術の集まる場所に行くことができてとても良い刺激になった!」という声もありました。万博ということもあり例年とは異なる点も多くありましたが、今回の経験を活かし、今後もより充実した学びの場となる見学会を目指し運営をしていきます。
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