五三会について
「五三会」は、広島工業大学 工学部 建築学科の卒業生を母体として設立し、その後、学部・学科改組により設立された建築・環境系学科の同窓会組織です。2023年度には設立50周年を迎え、1万人を超える同窓生は、全国または世界にまで広がり、社会の各分野で活躍しております。
五三会は、いろいろな社会の機構のもとに所属した人間がそれぞれの知識を持って集まり、新しい人間関係の中から次の新しい社会を知り、お互いに啓発し合う会を目指しています。
1965年、広島工業大学に建築学科が開設され、1969年3月に第一回卒業生が巣立っていった。そして、第五回生が建築業界に出た1973年( 昭和48 年) の初夏、広島工業大学建築学科同窓会結成の気運が高まってきた。
ときに、1973年( 昭和48 年)6月24 日、建築学科菅原研究室に建築学科同窓会の準備委員会の初会合をもつ。
組織( 同窓会) の目的の確保、同窓生相互の情報交換、技術交流共助、在学生( 建築学科) との交流援助、地域社会の建築文化への貢献等々
会則 条案の作成
役員構成組織の運用
そして、第2回準備委員会を同年7月15 日に、8月3日第3回準備委員会をもって準備委員会は解散し、正式に広島工業大学建築学科同窓会「五三会」が誕生した。準備委員会は、そのまま役員会へと切り替えられた。
「五三会」(いつみかい)命名の由来は、我々は旧 「五」日市町「三」宅の地で学び、また建築学科の学生番号の「5」であり、その建築学科の同胞の集団であることから採択されたものである。
また、「五」や「三」は古来から吉とされていた数でもあり、五三会の将来が輝かしく発展していくことを願うものである。
広島工業大学建築学科 創立30 周年
五三会 創立25 周年記念誌 「時空の匠」
p131「 五三会の生立ち」改文
同窓生の皆様方におかれましてはそれぞれの職場で、また地域などでご活躍のこととお喜び申し上げます。
わたくし2022 年4 月の五三会総会にて、会長の役を仰せつかりました1992 年卒の尾立道泰(おだてみちひろ)と申します。よろしくお願い申し上げます。
ご承知のように、「五三会」(いつみかい)は、1973年8月広島工業大学工学部建築学科卒業生を母体として創設し、建築学科をはじめその後学部学科改組により設置された建築・環境系学科の卒業生、在学生によって構成する同窓会組織です。2022年3月の卒業生が第54期目となり、累計では一万一千四百人を数えるに至っています。来年3月には卒業第55期、8月には同窓会創設50周年を迎えます。
半世紀にも及ぶ母校の歴史の中で培われた同窓生の縦横のネットワークは、建設業界はもとより地域社会においても、仕事や諸活動の支えになってきたものと確信しています。今後ともこうしたつながりを大切に育てていきたいと考えます。
現在、私たちを取り巻く環境は、新型コロナウィルス感染症のまん延、紛争によるサプライチェーンの遅延による資材の高騰、世界では人口増、国内では人口減、国内外における経済格差の拡大、地球規模での温暖化の進展に伴う災害の増加など日々変化を続け、人類の叡智が確かめられようとしています。新しい生活様式の創造、DXの導入、ワークスタイルの変化など、急速に変化しています。
その中でも、私たち建設業界を取り巻く環境は、一級建築士をはじめ有資格者の超高齢化が問題になっております。特に一級建築士は、2019年のデータで、60歳以上が4割を超え、平均年齢が56.7歳となっています。このままのペースで行くと、2050年の日本の人口が2割減少するところを、一級建築士の約7割が減少する事態となり、明らかに有資格者が不足することが見込まれます。母校、広島工業大学は、環境学部建築デザイン学科及び工学部建築工学科を合わせて、毎年240名前後の建築系の卒業生を輩出しています。これは、中四国地方に本部を置く大学としては最大級であり、当会にも、在学生や若年卒業生へのサポートが求められており、その役割は益々重要となっています。
こうした中で、私たちは、素養を磨き、人間関係を拡げ、マネジメント能力を発揮する必要があるのではないでしょうか。仕事や家庭、地域社会においてもマネジメント感覚が必要とされ、選択と集中、役割分担とチームワークが求められています。これまでお世話になった諸先輩方に感謝しつつ、後輩諸氏にご活躍いただけるプラットフォームを提供し、ネットワークを維持強化していけるよう、微力ながらお役に立ちたいと考えています。同窓生の皆様方にもこうした価値観や活動にご賛同、ご協力を賜りたくお願い申し上げます。
当会の活動は、① 親睦という同窓会本来の活動に加え、ご承知のように ② 母校在学生への貢献、つまり建築設計競技の実施や建築見学会、業界研究会、学生とOBとの交流会の開催など在学生を支援する活動が充実していることを特徴としています。とりわけ学生時代の建築設計競技の登竜門となってきた「五三会建築設計競技」は、2021年で48回を数えました。
一万一千四百人の卒業生は、国内はもとより世界の各分野において活躍されています。社会の中で、また同じ組織の中で、同窓生とのネットワークは今後益々大きな力と安心につながり、多くの先輩・後輩諸氏が目前の課題解決、あるいは未来の夢の実現への協力者となっていきます。当会もこうした期待に応えていけるよう、体制を強化し、活動を維持・充実させたいと考えます。当会を皆様の懇親・交流の場としてご活用ください。
皆様方のご健勝とご活躍を心より祈念いたしまして着任のご挨拶とさせていただきます。
2022年4月末
尾立道泰 1968年広島市西区生 (株)坂内建設 代表取締役
一級建築士、一級建築施工管理技士、一級土木施工管理技士、一級管工事施工管理技士、宅地建物取引士
2020年7月から 一般社団法人広島県建築士事務所協会青年部会 部会長
建築デザイン学科におきまして、令和5年度より学科長を務めます鈴木浩史(すずきこうし)です。
今後ともよろしくお願いいたします。
1973年に創設されました五三会におきましては、2023年(令和5年)に50年の節目を迎えることとなっておられます。今日の長寿化の社会の中にあって、同窓生の方々が現役のほぼすべての世代に行きわたっている状況といってよいのではないでしょうか。それぞれの地域、職場、社会において益々の発展とご活躍、そして固い絆で結ばれることを願います。
その社会においては、これまでの世代が知らなかったような変化が起きています。むろんこの50年が平穏無事な時代であったということはできないのですが、失われた30年といわれる時間は変革が起きにくい期間であったといえるかもしれません。ところが私たちがそこから抜け出したところには、デジタルにまつわる変革と世界政情不安や環境問題、さらには少子化に直面せざるを得ないという状況を否が応でも共有していかなければならない社会になっています。
これからは若い力とともに社会を支えていかなければならないことは明らかです。そのためにも皆様のご支援をいただき、卒業していく学生たちが有意義に活躍できる場に導かれるようご指導をお願いしなければなりません。心から本学科、本大学を支え続けてくださるようお願いいたします。
最後に、このような社会にあって、五三会の活動はさまざまな目的を列記することで尽くされるものではないと思っています。その根幹は自らが所属し育まれたところへの愛で支えられていることは疑い得ないでしょう。50年わたり保たれたその愛に敬意を表し、皆様のご発展とご活躍を祈念して止みません。
第50回 五三会建築設計競技 テーマ:「家」 (担当:中村)
今年度も毎年行われている五三会建築設計競技を開催しました。 今年は記念すべき50回目を迎え、3人の豪華な審査員の方々を招き開催しました。今年のテーマは「家」。皆さん緊張の中、素晴らしい発表と審査員の方々との熱い議論が繰り広げられました!
OB(五三会)【9/16(土)13:30〜】団地内空き家の茶道専用道場リノベーション見学会&茶道体験会のお知らせ!
安佐北区安佐町の団地にある住宅を、茶道専用道場にリノベーションしたもので、空き家問題の一つの解決策として見本となるものと思います。 座談会では、空き家問題について参加者と意見交換をします。是非、ご参加ください!!
OB(五三会)【8/23(水)14時〜】キルギス工学系高度人材活用セミナー 開催のお知らせ!
中央アジアの"キルギス共和国"。現在日本で働くキルギス人は多くありませんが、教育水準も高く、日本との類似点も多いことから活躍の場が増えてきています。 このたびは技能実習生や特定技能の外国人材とは異なる、大学で建築等を専門に学んだキルギスの"高度人材"について紹介するセミナーが開催されます! 是非、ご参加ください!!
OB(五三会)日頃より、広島工業大学 建築・環境系学科同窓会「五三会」のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。 本日、「五三会」ホームページを全面リニューアルしました。
OB(五三会)新入生向けの五三会入会案内パンフレットです。五三会での活動にご賛同いただけるよう、前年度の活動内容を冊子として紹介しています。活動にご協力いただける在学生・卒業生の方は、是非ご連絡ください。
五三会会則に基づき、毎年4月に実施されている総会にて承認された資料を掲示しています。主に「前年度活動報告」「前年度収支決算報告」「新年度役員」「新年度活動計画」「新年度収支予算案」で構成され、在学生及び卒業生に対する同窓活動として適正な運営に努めています。
五三会の活動に賛同してくださる企業様の協賛をお待ちしております。