韓国で開催されたシンポジウムでの発表について【2023Dae-jeon International Woodism-city Conference】

2023-12-25

学生(匠会)

2023年11月2日に韓国大田市において2023Dae-jeon International Woodism-city Conferenceが開催され、木山実咲さん(森田ゼミ4年)が口頭発表,三次菜月さん(森田ゼミ3年)が展示発表を行いました。

日本と韓国の大学・研究機関による共同研究として、約5年前から国産ヒノキ及びスギラミナと韓国カラマツ合板を組み合わせたPly Coreと呼ばれる構造用木質面材料を開発中です。
近年普及が進むCLTと同じ使い方ができる材料であり、住宅や高層建築物への適用を前提に韓国では近い将来KS規格が制定される見込みです。基礎研究は終了し、日本のCLT工場での生産と韓国への供給を目指して、今回CLT工場での製造試験を行った結果を木山さんが口頭発表しました。
シンポジウムは海外の研究者を含めた約150名が参加して行われました。

1枚目:木山実咲さんによる口頭発表、2枚目:三次菜月さんデザインのシェルフ等の展示①

3枚目:三次菜月さんデザインのシェルフ等の展示②

また,Ply Coreは家具や内装材としての利用も可能であり、三次さんがデザインしたシェルフやデスク、スツールを展示発表しました。これも国内企業との共同研究として取り組んでおり、来年度に向けて韓国市場に向けたデザイン提案を行っていくことにしています。
シンポジウムの翌日には、韓国カラマツを使用した大規模建築物の見学や木育イベントに参加し,韓国での国産材利用の機運に触れることができました。

1枚目:韓国カラマツ建築物の見学、2枚目:木育イベントでのボールペン製作体験


関連記事



協賛企業


五三会の活動に賛同してくださる企業様の協賛をお待ちしております。

協賛1
協賛2
協賛3
協賛4
協賛5
協賛6
協賛7
協賛8
トピックス3