2024年度建築見学会を開催しました!(担当:大原)

2024-08-30

学生(匠会)

建築見学会はバスを利用して中国地方の建築を訪れることで、教科書では学ぶことのできない体験的な学びを得ることを目的に毎年行っています。 アメリカのニューヨーク・タイムズ紙が発表した「2024年に行くべき52カ所」で、世界各地の旅行先の中で山口市が3番目に選ばれたことが今回の見学会の行き先を決め、計画しました。さらに、今年度は匠会と発展トラック学生の共同で企画・運営し、建築見学会を実施しました!

今回の建築見学会は山口県立図書館・瑠璃光寺、旧山口県庁舎、新山口駅 4か所を訪れました。今回は発展トラック学生の発案から普段見ることができないバックヤード見学や担当者の貴重な説明を各場所でしていただきました。建築空間だけでなく、維持管理や設備面も勉強できる貴重な体験となりました。

瑠璃光寺
〒753-0081山口県山口市香山町7-1

山口県立図書館
〒753-0083 山口市後河原150-1

旧山口県庁舎
〒753-0071 山口県山口市滝町1-1

新山口駅
〒754-0041 山口県山口市小郡令和1丁目2-1

当日の概要

■当日のスケジュール
08:15  広島工業大学 出発
10:15~ 山口県立図書館・瑠璃光寺
13:00~ 長州苑にてお昼ご飯
14:10~ 旧山口県庁舎
16:10~ 新山口駅 にて垂直庭園見学
19:15  広島工業大学 到着

■参加人数
1年生:13名
2年生:15名
3年生:9名
4年生:5名
卒業生:1名
教員5名
計48名

2つの班に分かれて山口県立図書館と瑠璃光寺を見学

今回の見学では、瑠璃光寺と山口県立図書館を訪問しました。少人数に分かれて管理者から直接説明を受け、寺院の歴史や保存について学び、山口県立図書館でも豊富な資料や地域貢献について丁寧な説明を受け、大変貴重な体験となりました。図書館は鬼頭梓氏設計であり、外部の素材が室内に入り込み内と外の境界が溶け込んでいました。また中心や廊下の光が魅力的で感動しました。

特に瑠璃光寺の令和の大改修は約70年ぶりの檜皮葺屋根の全面葺き替えが迫力があり、昔から継承されている技術には感動しました。、次に葺き替えるのは約100年後だそうです。この歴史的な瞬間に立ち会えたことを、心から光栄に思います。

旧山口県庁舎の見学

昼食後は旧山口県庁舎を訪問しました。実際の管理方法や歴史、そしてかつての使用状況について、詳細な説明を受けることができました。旧山口県庁舎は、大正初期に建てられ、長年にわたり県政の中心としての役割を果たしてきました。その歴史的な背景や建物の重要性を理解する貴重な機会となりました。

新山口駅 にて垂直庭園見学

最後に新山口駅の垂直庭園を訪問しました。パトリック・ブラン氏が手掛けたこの垂直庭園は、駅の壁面を利用した緑化技術で、都市空間に自然を取り入れる新しい取り組みについて説明してもらいました。壁面全体に植物が配置されており、環境への配慮と美観を両立させたこの技術に感動しました。垂直庭園は、限られたスペースで緑化を可能にするだけでなく、周囲の温度調節や空気浄化にも貢献しており、未来の都市設計にとって重要な一歩だと感じました。

参加した学生の感想

見学を終えた学生からは「楽しかった!また行きたい」と言ってもらえました。たくさんの意見や感想を踏まえ、次の建築見学会ではさらに良い行事となるように改善・工夫をしていきたいと思います。


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