五三会 建築設計競技
建築設計競技 開催告知
第47回五三会建築設計競技
課題 「触れない家」 多数のご応募・ご参加、ありがとうございました!
・PDF版の審査結果はこちらから(PDFファイル) ![]() 課題趣旨
昨今のコロナ禍のなか、私たちの生活は「リモート」や「テレ」という非接触の方向へ強く舵を切り始めています。食堂やコンビニで目にするアクリル板等は、その即物的な最たるものといえるでしょう。考えてみればこれらの状況は、人間社会のこれまでが、「触れること」すなわち人々が出会い、交換し、手を握り合い、議論するといったコミュニケーションに至上の価値を置いてきた、そのことの対岸にあるものといえます。であれば逆に、この「触れないこと」こそが、社会のなかでの不可避のシステムとして機能してくる未来を予測することもできるのではないでしょうか。今回の課題ではこうした流れから、「触れること」に至上の価値を見出してきた「住宅」という機能が、「触れないこと」へ接近して行ったとき、どのように空間の質を変質させられてゆくのか、そのことに思いを馳せてみたいと思います。提案していただきたいのは、ただ単に(視覚|聴覚|嗅覚|味覚|触覚的に)「触れない」まま同居する方法ではありません。「触れない」ことのなかに見いだされてゆく、新しい未来のコミュニケーションの可能性、 “触れられないからこそ触れることができてしまう“ 、そんなしつらえについてなのです。未だ見ぬ世界風景を提示していただきたいと思います。
審査員(敬称略)
前田 紀貞
■主催
広島工業大学建築・環境系学科同窓会 五三会
特別協賛企業: 総合資格学院 株式会社建築資料研究社 日建学院 ![]() |